プロフィール

K様は40代後半に差し掛かった美しい女性です。

キャリアを積まれ、都内の勤務先でお仕事を頑張っておられます。

ご入会は、私の古くからの友人の紹介でした。何度かお会いしていましたので、彼女のご性格の良さや容姿の美しさは良く知っていました。

カウンセラーとして、魅力溢れるK様のご入会はとても嬉しかったのです。

そんなK様のご成婚は、コロナ渦、遠距離、休日の違いを乗り越えてのご成婚となりました。 お二人の苦労と努力はカウンセラーの私もとても感動しました。

お相手の男性について

K様のお相手は、50代前半の会社員。若々しく決断力のある頼もしい男性です。

大変魅力溢れるK様ですが、婚活は予想外にも苦労が多く、ご成婚はご入会から丸2年が過ぎていました。

婚活を始めてすぐ、K様はある検診で再検査を受ける事となり大変気落ちされ、婚活も半年程停滞してしまいました。

幸い再検査の結果は問題無く、巻き返しを図る様にK様はお見合いを頑張りました。

けれど、中々良いご縁には恵まれなかったのです。

ご入会からそろそろ2年になる頃、K様は婚活を諦めてしまうかもしれないと感じました。

そこで「こちらの方にお申込みしてみない?」と、私からK様に持ち掛けました。K様は積極的にお見合いをお受けするものの、ご自分からはお申込みが出来なかったのです。ご自分から申し込まなくてもお見合いが組めていましたので、K様は申し込むという意識が薄れていたのかもしれません。

申し込まれた方にお会いするのと、自分から申し込んだ方にお会い出来るのはテンションに大分差が出ます。これが最後のお見合いになるかもしれないと思ったK様は、思い切ってお申込みをしました。

お申込みをすると、間もなく受諾のお返事を頂き数日後にお見合いとなりました。

その日の事は、よく覚えています。

お見合い終了の連絡の際「交際を希望します!」と、K様が即答されたのです。慎重なK様は、いつもなら少し考えてからお返事する事が殆どでした。驚いた私は「本当に?」と、言ってしまいました。

交際希望の決め手となったのは、お相手(現在の旦那様)のはっきりとした意思表示でした。

「僕は長く婚活を続けるつもりは有りません。僕はKさんが良いと思っています。Kさんがお嫌でしたらはっきり断って下さい!」と、仰ったそうです。お見合いでその様にはっきりと意思表示するのは勇気のいる事とKさんも理解出来ましたから、その潔さに心惹かれたのです。

それから、順調な滑り出しで仮交際がスタートしました。

二人に立ちはだかる試練

けれど、スタートは順調だったもののお二人の間に幾つもの難関が立ちはだかります。

K様のお休みは土日祭日がお休みです。一方、彼のお仕事は土日がかき入れ時。責任あるお立場ですから土日にお休みするのは大変難しいのです。

お住まいも千葉と横浜ですから、決して近いとは言えません。

そして、最大の難関はコロナの感染拡大でした。

お互いの気持ちが通じ合えるかが大切

彼が週末のお休みを取得できるのは月に一度程度です。

その他にK様が有給を取得するなどしても、丸々一日デートできるのは月に1~2回です。

K様はそんな状況下の交際の不安を彼に打ち明けます。「お休みが合わない貴方と上手くいくと思えない。」

これに対し彼は「お休みが合うお相手とこれまで上手くやって来られたの?休みが合う、合わないは問題では無いよ。」と、食い下がったそうです。

K様はこの言葉にハッっとします。自身の婚活を振り返り、会う頻度が問題では無い事をK様は経験していました。

このやり取りから、大切なのは合う頻度では無く、お互いの気持ちが通じ合えるかが大切なのだとお二人は認識したのです。

それから彼が本当に頑張ってくださいました。

お休みの平日にはK様の都内の職場まで車で来てくださいました。

非常事態宣言の発令中の為、飲食店は20時で閉店します。ですから、いつも決まったファミレスで急いで食事を済ませ、K様を送りがてら束の間のドライブデートが定番でした。

彼の努力の甲斐有ってお二人の気持ちはしっかりと結ばれてゆきました。

相手を不安にさせない努力

けれど、合う頻度が増しても一緒に居られる時間が短く、K様はまたもや不安になります。

「会えなくて寂しい。」そう彼に打ち明けました。

K様の気持ちを知り、彼は毎日電話をしようと提案します。

彼はK様を不安にさせない努力を惜しまなかったのです。

それからお二人は毎晩電話をする様になりました。

耳から聞こえてくる肉声は、お相手の様子が良く分かりますし、LINEやメールでは感じられない温もりを感じることも出来ます。

電話をする事で会えない寂しさをカバーしていったのです。

「一緒に住んでしまおうか?」

毎日の電話が日課になった頃、彼がそう提案しました。

この言葉はプロポーズでは無いものの、結婚への大きな一歩になったのは間違いありません。

お見合いから3か月、お互い気持ちを言葉で伝え合い、彼がK様の寂しさや不安を上手く取り除き紳士的にリードしてくれた末のご成婚となりました。

言葉で伝える大切さ

K様は元々受け身で、ご自分の気持ちを言葉で伝えるのが苦手なご性格でした。

しかし、彼と真剣交際に入った頃の面談で「彼には不思議と何でも言えるんです。」と、仰っていました。

それは、彼が自分の気持ちや考えを言葉で伝えてくれたからですし、K様にもそうして欲しいとはっきりと言ってくれたおかげです。

おかげでK様は彼に対し何でも言えるようになり、居心地の良さを感じることが出来たのです。

その結果、この人と結婚したいと思えたのです。

無意識だったのかもしれませんが、彼に出会うまでのK様は男性に対し、自分の気持ちを伝えることが出来ずに疲れてしまっていたのかもしれません。

言葉で伝える事がいかに大切かを改めて実感したご成婚でした。

Eちゃん、ご結婚おめでとうございます。

本当に、本当に諦めなくてよかったね。

2年間、お疲れ様でした。

決断力が有り、頼もしく優しい旦那様と末永くお幸せに!