女性の方を支えて立つ男性

離婚を経験した40代、50代前半の女性の多くは結婚ではなく、パートナーがほしいという声を耳にします。

仕事も充実しているし、友人もたくさんいる。お子さんがいる方はそのお子さんも成長してまもなく独立する。嫌な夫のめんどうから解放されて自由を満喫している。

こんな生活を手放せない。

しいて足りないものと言えば気軽に付き合えるパートナー。

そう笑いながら話す40代、50代前半の女性を見ていると甘いなあ~と感じずにはいられません。

辛い結婚生活を経験しているので自由を満喫したい気持ちはよく分かりますが、残念ながらその生活はいつか終わりが訪れます。

経済的に裕福で働く必要のない方は別として、普通に働いている方は年齢的、体力的に働く限界が必ず来ます。

そうなった時のことを真剣に考えていますか?

私は今年で60才になります(いやですが💦)

同年代のシングルの友人が突然難病指定の病にかかり、仕事を辞めざるを得なくなりました。体力には自信がある人でしたので私も驚きショックでした。

独りで働けなくなり、結局娘さんを頼りにするしか無かったようです。

娘さんには家庭があり、旦那さんと小さいお子さんの4人家族。

共働きの家庭です。若いご家庭ですから正直、彼女の面倒は経済的に大変です。

みんなが皆、彼女のように体を壊すわけではありませんが、誰にでも起こりうることで可能性を考えて行動すべきです。

前述したように、彼女も若い時は自由を満喫していました。

私が「先の事を考えた方がいいよ。」と助言しても「大丈夫。大丈夫。」と、笑っていました。

彼女が結婚していたらどうだったか。

恐らく、旦那さんがいれば娘さん夫婦に迷惑はかけずに済んだはずですよね。

夫婦はともに寄り添い、助け合う関係です。

前の結婚は違ったという方もいるでしょうが、それは選ぶ相手を間違えたのです。

選ぶ相手が正しければ、夫婦となり生きて行く安心感、独りでは得られない幸福が必ずあなたのもとにやってきます。

40代、50代前半は体力も気力もありますが、誰しも年齢を重ねれば体力は落ち、気力も弱くなります。

若い世代の方に想像は難しいかもしれませんが、人生は逆算で考えなければいけません。

なぜなら、いくら後悔しても過ぎた時間は戻らないからです。

私はこういったお話をするときイソップ物語の『アリとキリギリス』に例えます。

どうか、あなたがキリギリスにならない様、現実を見つめ自分と向き合って頂きたいと心から願ってやみません。