今やアイドルの推し活は年代問わず珍しい物では無くなりました。
推し活する事でストレスが発散出来、リフレッシュして仕事や勉強、家事や育児を頑張れると、推し活が心の支えになっている女性が本当に増加していますよね。もはや、推し活が現代を生きる女性たちの原動力となっていると言っても過言ではないでしょう。

けれど、30代ともなると友達が結婚したり出産したりと環境に変化が出始め、推し活を楽しみながらも結婚を意識する様になってきます。結婚を意識し始めると「婚活するなら推し活を辞めないとダメなのかなあ」と、考えてしまい婚活を先延ばしにしたり、諦めてしまう30代女性も多い様に思いのではないでしょうか。

婚活するなら推し活は止めるべきか、、、
答えは、NOです。


婚活中でも推し活を辞める必要は全くありません。
むしろ、推し活がストレス発散や癒しとなり婚活を支えてくれる可能性もあるのです。
結婚相談所アルカ デ ノアの卒業生の方々も、推し活しながらも婚活を頑張り、みごとご成婚された会員様は沢山います。

そこで今回は、推し活を楽しみながらも結婚を意識し始めた方々に向け、婚活と推し活を両立させる方法について解説したいと思います。
婚活と推し活の間で悩んでいる30代女性のヒントになれば嬉しいです。

推し活は趣味に等しい為、推し活を楽しむ事によりストレスの解消や心の安定が得られます。
婚活が始まると週末にお見合いが集中しますから、休日をゆったり過ごす事が出来なくなり、仕事やお見合いでストレスが堪ってしまうと考えられます
そのストレスを発散させるには推し活が一番の特効薬なのでしょう。

しかし、いくら推し活がストレス発散の特効薬と言っても、お見合いをないがしろにしてしまってはいつまで経っても結婚は出来ません。推しを愛しながらも結婚を意識し始めた30代女性にとって、婚活も推し活も両方が必要です。両方を楽しむ事で心に余裕が出来るのかもしれませんね。
そして、婚活と推し活を両立させるには、婚活と推し活のバランスを取る事が非常に大切なのです。

アイドルのコンサートやファンミーティングなどのイベントは週末に開催される事が多く、週末がお見合いで埋まってしまうと行けなくなってしまいますよね。
お見合いのせいで推し活に行けないとなると、またストレスになりますから、お見合いを平日のお仕事帰りや午前中の早い時間にセッティングする様工夫しましょう。そうすれば、週末に余裕ができますから婚活も推し活も両立させることが出来ますよね。
時間は作るものと言いますから、少しの工夫でいくらでも時間は作れます。
時間の使い方を工夫して、婚活と推し活を両立させて頂きたいと思います。

さて、推し活に何故そんなに夢中になるのでしょうか。

推しのすべては完璧で、言わば理想ですよね。ですから、理想とする推しの魅力に魅了されるには当然なのですが、推し活に夢中になる理由は推しの魅力だけでは無いと考えられます。
推し活に夢中になる理由として、推しは手の届かない存在の為どれだけ夢中になっても現実化しません。自分の年齢や容姿も知られる事無く、一方的に思い続ける事が出来る推し活には虚しさもありますが同時に安心感も混在すると思うのです。
言い方を変えれば、相手の気持ちや相手から見られる自分を気にすること無く、独りよがりに思っていられる気楽さが推し活の魅力なのかもしれません。


押しを思っていられる推し活を理想とするなら、結婚を意識した婚活は現実です。
理想と現実は対極ですから、混同してしまうと大変!現実逃避することになり、夢の中を生きていく事になってしまうでしょう。
結婚は実際に手の届く男性と生活を共にし、家庭を作り共に人生を歩む現実です。現実ですから、理想である推し活とは違いお相手にも女性に対する感情や意思が存在する為、推し活の様に独りよがりでは成り立たないのです。
理想と現実の圧倒的違いは”相手を独りよがりに思えるかどうか”なのではないでしょうか。

~ 読売新聞オンラインより ~

推し活では、人を好きになる経験は出来ても、自分に向けられた感情を受け止めたり、相手と歩調を合わせて生活したりする経験は出来ません。恋愛の様に、心身共に親密に触れあったり、いざといという時にそばにいて助けてくれたり、と言った事も望めません。「精神的に満たしてくれる存在や、恋愛感情を向ける対象がいれば満足」ということであれば、推し活で十分という事になりますが「1体1の関わりを持ちたい」「人生を一緒に過ごせるパートナーが欲しい」「自分の家族を作りたい」などと思うならば、推し活では十分でない、という事になるでしょう。


10代~20代の若い世代の女性は先はまだ長く時間に余裕がありますから、独りよがりでいられる推し活と現実である結婚を、推しみたいな人と結婚したいと混同し現実逃避しても良いですが、30代ともなればそんな余裕は無くなってしまいます。

推し活が支えたJ子さんの婚活

J子さんは31歳で婚活を始めましたが、推し活も同時に楽しまれていました。
J子さんの推し活歴は長く、10代からずっと一人の推しを応援しています。
J子さんにとっての押しの存在は、J子さんの色々な場面において心の支えとなっていたとおっしゃいます。

J子さんのご両親は、J子さんが高校二年生の時に離婚されました。J子さんはお母様と暮らす事になり転校も経験されました。その後、お母様は再婚され新しいお父様と三人での生活がスタート。新しいお父様は大変良い方でお母様の事もJ子さんの事も実の子の様に大切にして下さったそうです。
けれど、当時のJ子さんの気持ちは母を取られたようで複雑だったと言います。

そんな時、大好きなアイドルグループにはまり、特にメンバーの一人を推すようになりました。
コンサートに行ったり、時には地方まで遠征に友達と出かけたりと夢中になり、推し活をする中でJ子さんは心のバランスを保てていたそうです。
やがて、大学を卒業し就職すると職場の人間関係に悩む事が多くなりましたが、J子さんは相変わらず推し活に夢中でしたから、オンオフをしっかり切り替える事が出来、心病まず職場を変えることなく現在も勤めていらっしゃいます。

そんなJ子さんも31歳になり、結婚を意識し始めました。
J子さんの押しは中性的で細身の男性でしたから、同じようなタイプの男性を探して推薦したことが有りましたが、実際にはがっしりとした体格の男性にJ子さんは惹かれました。この現実と理想の違いにご本人も私も驚きました。
10代から推し活ばかりで現実の恋愛経験の無いJ子さんは、婚活に対して最初は興味本位で真剣ではありませんでしたが、何人かの男性との交際を経験し、徐々に現実に目覚め始めたのかもしれません。
その後もJ子さんは婚活を頑張りましたが中々上手くはいかず、涙する交際もありました。
J子さんが痛々しく見えた私は休会を勧めましたが、ここで休んだら推し活にのめり込んで、婚活を辞めてしまうと言ってJ子さんは休会せず婚活を続けました。

その甲斐あって、婚活開始から一年が経った頃、少し年上の体格の良い優しい男性と出会い意気投合し、交際3ケ月でご成婚されました。

J子さんの婚活はとても困難でしたが頑張り通す事が出来た背景には”推し活”があったからだと感じます。
J子さんは推し活という理想に逃げ込まず、婚活という現実と推し活という理想を行ったり来たりしてバランスを取っていました。辛い時だけ推し活に逃避し、元気を取り戻しては婚活と向き合う為に現実に戻って来ていたのです。
正に、J子さんは推し活に支えられご成婚されたと私は思っています。

J子さんの婚活から分かるように、推し活と婚活、つまり理想と現実をしっかり区別すれば、婚活の壁となりうる推し活が逆に支えとなり、婚活の後押しをしてくれる可能性もあるのです。
30代に入ったら現実と理想をしっかり区別して、理想の世界で心を満たし現実の世界で生きて行っていただきたいと思います。

推し活は興味の無い方には中々理解してもらうのが難しいので、婚活中に出逢ったお相手が推し活に理解を示すかどうかも、お相手を選ぶ際の重要なポイントになって来るでしょう。

婚活では趣味が同じ人を希望する方が多いのですが、趣味が合うよりも価値観や相性が合うかどうかの方が重要です。趣味は合えば尚良いというだけで、お相手を選ぶ際の判断基準に値しません。どうしても同じ趣味を楽しみたいなら、結婚のお相手では無く友達で十分なのではないでしょうか。
結婚を前提にしたお相手ですから、お互いの趣味を共有するよりも、お相手の趣味を理解し温かく見守る事の出来る方でなければいけませんよね。

自分の趣味である推し活を理解してくれるという事は、自分をも理解してくれるに等しいのです。ですから、推し活に偏見を持たず理解してくれるお相手を探しましょう。



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推し活をすることで、自分自身の好きなものに対する自信が高まり、推しの活躍を見たり応援する事でポジティブな感情を得られれば自己肯定感が高まると考えられます。

推し活により、自己肯定感が向上する理由を詳しく考えると以下の通りです。

自己肯定感が高まると魅力も増しますから、婚活にも良い影響が現れると考えられます。
この様に、自己肯定感を高めるという視点からも、推し活と婚活を切り離す必要は無い事が分かりますよね。


婚活と推し活の両立方法について解説してきましたが、両立には推し活と婚活を混同せず、ハッキリ別々の次元のものと認識する事が最も大切です。
婚活中であっても混同せず上手に推し活が出来れば、推し活が婚活の大きな支えとなってくれるのです。

婚活中は推し活も控えた方が良いという意見もありますが、それは推し活と婚活を混同してしまったり、婚活そっちのけで推し活に夢中になってしまう場合に言える事でしょう。

繰り返しになりますが、推し活と婚活混同せず、婚活中であることを忘れず適度に推し活すれば婚活と推し活は両立できます。

趣味が旅行や映画鑑賞であるように、推し活も趣味の一環と自覚し推し活を楽しみながら婚活を頑張りましょう。
やり方さえ間違わなければ、婚活と推し活は必ず両立できるのですから、婚活するには推し活を辞めなくてはならないと思い込み、婚活を躊躇している方の背中を押す事が出来ましたら幸いです。




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