微笑む夫婦

夫婦とは、チームになることです。

チーム化する理由とデメリット、メリットを紹介します。

【 夫婦がチームになっていく理由 】

夫婦は、なぜチームになるのでしょうか?

3つの理由を探ります。


理由1:多くの時間を一緒に過ごすから

共同生活でお互いの持つ情報を交換しあったり、日々起こる出来事の感想を言い合ったりします。

一緒にいる時間が積み重なり、信頼関係を築いていくのです。

お互いの性質を理解し自分が担当する内容、任せる点、協力し合うことなどを見極めていくため、チームにならざるを得ません。

安心して自分の思いを打ち明けられる環境を、整えていくのです。


理由2:共通の目標ができるから

一緒に生活するために、夫婦間では次のような共通の目標ができます。

  • お互いが幸せになる
  • 思いやりを持って過ごす
  • 家族にとって暖かい家庭を築く
  • 問題が起きても共に乗り越える

そのため、お互いの価値観をすり合わせながら結婚生活というプロジェクトを成功させるチームとして協力体制が出来上がるのです。


理由3:相手のためにという意識が働くから

共通の目標を果たすために、相手に貢献するようになります。

数十人いるチームと比べ、お互いが対象なので集中して向き合うでしょう。

相手の変化を待つのではなく、自分が率先してより良い結果のために動くようになります。

【 夫婦としてチーム作りをするデメリット 】

夫婦は自然にチームになりますが、注意点もあります。

デメリットと対策をお伝えしましょう。


◆親戚付き合いが増加

夫婦としてチームになる前よりは、親戚付き合いが増える可能性があります。

義両親も含め結婚すれば、関わりができるからです。

節目の挨拶や、帰省、相手の親の介護など、夫婦としてチーム化する前にはなかった人間関係ができます。

慣れ親しんでいない人との関わりに、気疲れする人もいるかもしれません。

しかし適度な距離を保ちながら、円満な関係を築けばいざというときに助け合えるようになります。


◆お金の使用にセーブがかかる

夫婦としてチーム化する前より、自由にお金は使えなくなるでしょう。

将来のための貯蓄や子どもの教育・養育費を考えると、「何円以内にしよう」とブレーキがかかるからです。

自分を優先したお金の利用は、難しくなります。

しかし反対に言えばパートナーや子どもの存在が頑張って働く活力になったり、財布の紐を固くし貯金したりする原動力にもなるでしょう。

譲れないお金の使い道があれば、夫婦同士で相談しどう家計管理するか決めるのもチームの醍醐味です。


◆責任の重さを感じるようになる

夫婦としてチーム作りをすると、責任重大になります。

他者の人生も一緒に背負う感覚になるからです。

自分1人が食べていければOKではなく、相手の生活も支えるプレッシャーがのしかかる場合もあります。

仕事を簡単に辞めて転職できなかったり、気負いしすぎてダウンしてしまったりするかもしれません。

しかし夫婦はチームなので辛いときは1人で抱え込むのではなく相手に相談し、一緒に幸せになる方法を考えましょう。


◆好き勝手過ごす時間が減る

自由に使えるゆとり時間は減ります。

パートナーや子どもなど、家族に割く割合が増えるからです。

チームとして動き出産・育児や家事、仕事などのタスクに追われ自分の時間が持てなくなったり、友人との遊びの両立が難しくなったりします。

しかし家族タイムが癒しになるので、一概にはいえません。

またチームとして夫婦生活を送るために協力してお互い自由に過ごせる時間をスケジュール化し、ストレスがないようにする手もあります。

【 夫婦としてチーム作りをするメリット 】

夫婦としてチーム作りをすると煩わしい面もありますが、メリットもたくさんあります。

結婚の素晴らしさをお伝えしましょう。


◆問題が起きたとき助け合える

下記みたいな困難に見舞われたとき、乗り越えられるパートナーができます。

  • 子育て
  • 家事
  • 病気
  • 職場のトラブル
  • 親の介護

困難に見舞われても、1人ではない安心感は格別。

将来の不安や孤独感は軽減され、病気や老後など辛いときに相談し助け合える仲間ができる点はメリットです。

1人でいるとお酒や食事の量もつい増えてしまうかもしれませんが、注意してくれる相手ができるので健康管理もできます。

他者が入り込まない独身生活は、揉め事は起きないかもしれません。

しかしどこか煩わしさがありながらもお互いの考え方をすり合わせ協力し合いながら仲良く暮らすチームワークを築けるのは、素晴らしいことではないでしょうか?

共働きの場合、勤務しながら料理や洗濯、掃除などの家事をする面倒くささを知ると女性は夫に手伝ってほしいときの頼み方も感謝でいっぱいになるでしょう。

お互いが責任を持ち、協力しあうと問題解決のスピードも早くなります。

例えば掃除も1人でやるより、ふたりで一緒にやる方が効率的です。

結婚で最高なチームを作れば、思いやりの心が育つでしょう。

夫婦としてチームになることで喜びや悲しみなどの感情も分かち合えるパートナーへ色々共有でき、相手のために仕事や家事を頑張るモチベーション維持にも繋がります。


◆経済的な安定性が増す

共働き夫婦であれば世帯収入が増し、経済的に安定します。

収入源が2人分になれば、下記などライフステージが上がるにつれて必要なお金を蓄えておけるでしょう。

  • マイホーム
  • 教育費
  • 老後資金

さらに家計を1つにまとめる場合自分1人のお金ではない意識が働き、無駄遣いが独身時より減る可能性もあります。

お互いの支出をチェックし合ったり、目標金額を決め節約に励んだりできる点もメリットです。

お互い一人暮らしをしていた場合、食費は1人分よりまとめての方が割安になることも。

またどちらかが体調を崩し働けなくなっても、相手の稼ぎがあるのでリスクが抑えられます。

夫婦としてチームになれば子どもを作り育てるハードルが、精神面はもちろん経済的にも下がるでしょう。
共働きではないタイプも一方が家庭内を守ると仕事に集中でき、長期的に見れば世帯収入が上がる可能性もあります。


◆公認の家族になれる

夫婦としてチームになれば、正式な家族になれます。
入籍届を出し受理されると、公式でカップルとして認められるからです。

相続など結婚しなければできない事柄もあり、夫婦としてチーム化することは繋がりや幅を広げられます。

恋人時代とは、一歩先の関係を築けるでしょう。

また「まだ結婚しないの?」、「相手はいないの?」と言った周囲から小言を言われたり、無言の圧を感じたりする場合があります。

しかし、夫婦としてチームになれば周りの目に引け目を感じたり、煩わしい言葉に返答したりする必要はありません。


◆コミュニケーションが活発になる

夫婦になれば、1人でいるより会話の機会が増えます。

相手ができることはもちろん、結婚生活で様々な問題が発生するからです。

例えば2人の就業状況で家事分担の話し合いをしたり、子どもの教育について相談しあったりします。

パパに母乳は出ないので授乳はできませんが赤ちゃんにミルクをあげたり、他の家事を手伝ってもらったりすることは可能です。

命令ではなく「〜してくれる?」と柔らかい口調でお願いするなど、仕事にも応用が効きます。

お互いに情報共有し、対話して解決する成功体験は1人では味わえない喜びです。


◆親に安心してもらえる

夫婦としてチームになれば、親を安心させられます。

自分が亡くなった後も頼れる人がいると明確になるからです。

子どもの幸せを願う親は、肩の荷が降りたとホッとし喜ぶでしょう。

【 まとめ 】

結婚は楽しく充実していれば、必要と感じません。

辛く不安なときこそ結婚の必要性があります。

迷惑をかけたり、かけられたり。

助けたり、助けられたり。

1人なら迷惑をかけられないけど、フォローもしてもらえません。

どちらの人生を選ぶかです。