日本国立社会保障・人口問題研究所における人口統計資料集(2024年版)のデータによると、生涯未婚率の割合は2020年時点で男性は28.25、女性は17.81という調査結果が出ました。
生涯未婚率は45〜54歳までの男女の未婚率を平均し、50歳時の未婚率を算出したものです。
過去最高の割合ですが、結婚の良さは結婚しないとわからないといいます。
そこで、今回は結婚の良さとデメリット・対策、長続きするためのポイントを解説しましょう。
結婚しないとわからない結婚の良さ
まずは、結婚しないとわからない結婚の良さを見ていきます。
周囲のプレッシャーから解放される
結婚の良さに、友人や親戚など周りからの好奇の目や声にさらされなくなる点があります。
ゴールインのステータスを手に入れ、プレッシャーをかけられなくなるからです。
社会の目や声を気にした返答の必要がなくなる清々しさは、結婚しないとわからないでしょう。
家族に安心してもらえる
結婚の良さには、家族が安心する面も挙げられます。
万が一何か困難に見舞われても、協力しあえる相談相手が増えるからです。
1つのライフステージクリアを見届けられるのはもちろん、両親や兄弟、子ども(再婚でいる場合)の立場からすれば自分以外の拠り所ができるので心理的負担が減ります。
価値観の広がり
価値観が広がる点に、結婚の良さがあります。
相手の影響で、自分以外の様々な考え方を知れるからです。
別の生き方をしてきた他人との同居で、より密にお互いの価値観を共有できます。
老後の不安が軽減
老後の不安が軽減されるのも、結婚の良さでしょう。
相談できる新たな家族ができるからです。
お互いの言葉に励まされながら辛さを分かち合い、困難も一緒に立ち向かえます。
20代など若いときは良いかもしれませんが年齢を重ねると病気になりやすく、健康状態が悪化し満足に働けなくなるリスクも否めません。
しかし、世帯を持てば相手の収入で助けてもらえる可能性があります。
お互いに仕事による稼ぎがあれば経済的な安定感も増し、より豊かに暮らしていけるのも結婚しないとわからない利点です。
法的な控除を受けられる
婚姻届の提出で初めて、法的な控除を受けられる場合があります。
例えば扶養している妻や夫がいる場合に適用される、配偶者控除です。
状況次第でコストダウンできます。
また社会保険や税金など、あらゆる保護を受けることが可能です。
事実婚や内縁関係では受けられないメリットの実感は、結婚しないとわからないでしょう。
好きな人と生きていける
好きな人と生きていける点も、結婚の良さです。
自分が「この人」と決めた人と出会い生涯を共にできる幸福感は、実際に結婚してみないとわからないといえます。
結婚しないとわからない結婚のデメリット
反対に結婚しないとわからない結婚のデメリットを解説します。
絶対的な決定権がなくなる
結婚しないとわからないデメリットは、人生における絶対的な決定権がなくなる点です。
生活を共にするうえで、独断で済まない問題もあります。
例えば転職や引っ越しなど、気楽な独身者は自分の意思で決めることが可能です。
しかし一緒に生活する結婚相手がいると、簡単ではありません。
転職は収入にも関わりますし、引っ越しはパートナーの生活範囲も変化するということ。
2人で相談する手間や時間がかかる点がネックですが、一見無駄に思える作業も夫婦の絆を深め理解しあうきっかけになります。
使えるお金の自由度が減る
使えるお金の自由度が減る傾向があります。
ふたりの貯金を共有財産にした場合、あなただけの責任ではなくなるからです。
お金を使う前に相手の顔が浮かぶこともありますし、家族との将来を考えると自由自在には使えなくなるでしょう。
しかし少し制限された中で、協力しあう大切さを学べます。
1人の時間が減少
一人暮らしをしている場合、個人の時間が減る可能性があります。
他者との生活は顔を合わせる機会が増加し、時間捻出が大変になるからです。
誰かがいる空間を、苦痛に感じる可能性があります。
限界を迎えそうになる前に今1人の時間がほしいと相手に伝え、確保することが大事です。
パートナーの家族との関わりが煩わしい
パートナーの家族との関わりを、煩わしく思うケースがあります。
相手は心に決めた人ですが、その親族はもっと他人。
上手く付き合えるとは限らないからです。
しかし実際は、結婚しないとわからないでしょう。
飛び込んでみれば、意外と気が合うかもしれません。
また適度な距離を保ちながら、良好な人間関係を築ける場合もあるのです。
家事の負担が増える場合がある
結婚後家事の負担が増える場合があります。
食事作りや洗濯は2人分、掃除も部屋が広くなった分多くする必要性が出てくるでしょう。
反対に一緒に家事をしたり、話し合って曜日ごとに担当を決めたり、じゃんけんをして負けた方がするなどゲーム感覚にしたりすれば楽しくできるかもしれません。
価値観と性格の不一致を強く感じる場合がある
結婚しないとわからないのは、価値観と性格の不一致を強く感じる場合がある点です。
お付き合い中は気づかなかった部分も一緒に暮らし始め、違いを実感するのでしょう。
しかし、もともとは他人同士。
同じ家庭内で生活してきた実の両親や兄弟でさえ、違う面を持っています。
話し合い、お互い歩みあう関係になるのが理想です。
結婚の良さを実感し続けるために覚えておきたいこと
では、結婚の良さを実感し続けるためにはどうすれば良いのでしょうか？
覚えておいてほしいポイントを紹介します。
ストレスをこまめに発散する
ストレスはこまめに発散しましょう。
ため込みすぎると爆発して相手にあたったり、離婚の決断をしてしまったりするからです。
結婚生活は、長い道のり。
少し適当なぐらいで、ちょうど良いのです。
一瞬の感情の高まりで捨ててしまわないように趣味を充実させたり、すぐにできるちょっとした気分転換の方法を見つけたりしてみてください。
ひとり時間の確保も大事です。
相手と離れる瞬間があるからこそ再会してお互いの魅力や結婚の良さがわかります 。
結婚はあなたが幸せになるための選択肢
結婚は、あなたが幸せになるための1つの選択肢です。
壊すのは意味がなく感謝と思いやりを持ちながら行動していけば、長く暮らしていけるでしょう。
相手の価値観を尊重しときには許すことができれば、独身生活時よりさらに成長できる可能性を秘めていのが結婚の良さです。
【結論】結婚の良さは結婚しないとわからない
アラフィフになり「生涯独身も寂しい、結婚したい!」と思う人は少なくないと思います。
けれど、実際婚活を始める人は少数派。
その理由は、次のようにどうしようもなく不安で勇気が出ないからでしょう。
アラフィフ、婚活が不安な理由
- 本当に結婚出来るの?
- 幸せになれるの?
- 本当に上手くいくの?
でも...
恋愛結婚であってもお見合い結婚であっても、
「絶対」はありません。
例えば・・・
受験や就職だって同じですよね。
- ここは雰囲気が良さそう!
- 自分の能力が発揮できそう!
とイメージしていても実際に飛び込んでみなければ、本当のところはわかりません。
反対に・・・
- 自分には向いていない
- できっこない
と内心思っていても、勇気を出して踏み出すと意外と上手くいった過去もあるはずです。
婚活だって同じ。
破綻しないように、一生お互い思いやりをもって寄り添い生きていく。
それが結婚です。
結婚後こそ、その素晴らしさがわかるのですよ。
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